管理部門(総務・経理・人事)で働きたい方へ、管理部門での仕事のやりがいをお伝えします
そもそも仕事のやりがいは人それぞれ
仕事をしていくうえで「やりがい」は欠かせません。
なんせ、働いて生活していくうえで人生の多くは仕事をしている時間ですから。
管理部門の仕事紹介では、縁の下の力持ちや扇の要などと紹介されています。
それも管理部門の一面ですが、私がお伝えしたい魅力は他にあります。
私が「やりがい」を感じるところは、経営層に直接意見を伝えて社内で形にしていくことが出来るところです。
管理部門の役割とは、経営層と従業員の間に立ち、双方の主張をバランス良く聴き、落としどころを作る調整役だと思っています。
ですから、会社がより良い方向へ進むように調整し、やり方次第で会社を自分の考える理想に導くことも可能です。
なんだか会社経営の影のフィクサーみたいでカッコよくないですか?
管理部門で仕事をしてみたいと考えたのは、「縁の下の力持ちなりたかった」わけではありません。
「誰かの役に立つ」ことで喜びを感じたかったわけでもありません。
「銀行出身」だから経理を目指したわけでもありません。
新卒で入社した銀行の法人営業で様々なタイプの中小企業経営者の方々の話を聞き、社会人になり立ての私はとても勉強になったし、何より楽しそうな経営者がたくさんいらっしゃいました。
私自身は経営者になれるほどの商才や起業するほどの度胸もなかったので、転職するなら尊敬できる経営者のとなりで仕事ができれば楽しいのではないかと思ったのです。
ただ、大企業だと社長の近くで仕事ができるようになるのに何年もかかってしまうので、中小企業の管理部門での仕事が目的達成の近道でした。
実際、管理部門の仕事や組織上のポジションは自分にベストマッチだったと思います。
管理部門は、会社組織上はバックオフィスや非生産部門と呼ばれ、主役ではないかもしれません。
しかし、これから管理部門で働きたいと考えている方には、是非「誰かの役に立つ」裏方・脇役を目指すのではなく、「自分自身が楽しんで」主役となることを目指して欲しいと思います。
すでに管理部門で働いている方で「やりがい」を失っているなら、自分はこんなにも社長や経営者の近くで、会社という組織を動かす一躍を担っているとマインドチェンジできれば、ルーティンワークのマンネリから脱出し、「仕事の楽しさ」を取り戻せるのではないでしょうか。
今では無理だと思っていた経営者の端くれとして、これまでの経験を若い人に伝えながら日々業務に当たることが新たな「やりがい」となっています。
管理部門で働く方々が日々楽しく仕事ができるようなマインドや知識を共有していければと思います。