アドラー心理学について

2023年11月14日

職場の人間関係に悩んだら、アドラー心理学を用いたコミュニケーションをお勧めします!

私自身、アドラー心理学を学ぶことで周囲の環境を改善することができました(あくまで個人の感想ですが)ので、職場の人間関係で悩んでいる方は参考にしていただければと思います。

アドラー心理学とは、アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の体系である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アドラー心理学を学ぶことになったきっかけ

私は以前の職場で部下との間に徐々に溝が出来てしまい、気が付くと孤立してしまった時期がありました。

職場での問題には、部下には部下の言い分があって、同時に上司には上司の言い分があって、ある意味お互いの問題と考えていました。

何か決定的な出来事があったわけではなく、ちょっとした日々の言動の積み重ねが、徐々に溝を深いものにして関係が悪化していっていました。

何となく居心地が悪くなっていたのですが、気づけば管理職1名VS部下7名という構図が出来上がってしまっていました。

雰囲気の悪化を察知した役員から、この状況が改善されなければ管理職から降格する一方的に通知され、「そんな一人悪者にされるなら、私がこの会社を辞めれば解決でしょ」と転職サイトを久しぶりに開きました。

しかし、ここで逃げても次の職場でもまた困難な場面は形を変えてやってくることは分かっていましたので、どうせ冷めてしまった人間関係ならば、これ以上失うものもないし、やれるだけやって本当に駄目ならそれから転職を考えようと思いなおしました。

理想と現実のギャップに悲嘆して初めて転職した20代より、次にいけば希望が満ち溢れていると夢追いがちで転職した30代より、40代の私は自分自身に向き合えるように少しだけ大人になっていました。

部下とどうコミュニケーションをとればいいのかわからない

なぜ、部下との間に溝ができてしまったのか?

なんとなく原因がわかっているようで、言葉にできない、まずどうすれば良いのかわからない。そんな状況でした。

残念ながら社内にこの類の悩みを相談できる上司や同僚がいなかった(役員以外の上司はそもそもいない・同等役職者もそもそもいない)ので、自分自身で解決策を模索するしかありませんでした。

まずは、職場でのコミュニケーションの取り方を見直そうと思っていました。

元来、人との接点を狭く深く築くタイプだったので、気の合う仲の人とはとことん深いが、そうではない人には会話はしても浅くそれほど興味も持たないという人間関係を築いていました。

そんな人間関係しか構築してきてこなかった人間が、部下ひとりひとりに興味をもって、バランスよく偏ることなく、全員がやる気になるようなコミュニケーションをとるなんてことは簡単ではありません。

部下の人数が2~3人だったときはそれでも何とか誤魔化せていたのでしょうが、さすがに10人近くに増えてくると、部下の側からは自分と自分の仕事に興味を持っていないなと感じられていたのかもしれません。

そして、書店で偶然に「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」(著:小倉広)という書籍を手にとることになります。

続く。

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Posted by M部長